どうも、孤高の”飲むなら赤ワインの方”ブロガーみやび☆りゅうです。
赤ワインが体質に合うというか、ポリフェノールが効くのか風邪の予防に冬はほとんど毎日1杯は飲んでます。
最近のように暖かくなってくると飲む理由がなくなってしまうので、訊かれたときには単純に”好きなんだ”と告白するようにしました。
好きに理由が必要ないように、飲むのに理由が必要ですか?
さて、今日は最近というか昨日くらいから巷をにぎわす92%の人がわからない問題についてです。
92%問題を知らない方もいらっしゃるかも知れないので、一応下記のようなものです。
「【カラーテスト】92%がパスできません!イエロー限定テスト」というタイトルで黄色の色の差が区別できるかを調べるテストがバズってます。
敢えてリンクは貼りません。
最近この手の手法が増えてきていて、わたくし的には「なんだかなぁ」という感想です。
ちょっと卑怯な感じがするんですよね。
92%の人が解けない問題
この記事を「92%の人が解けない問題」が載っていると思ってご覧になった方がいたらすみません。
そういう方のために、せっかくなので問題を出題します。
水平思考問題です。答えは記事の最後に書きますね。
問題(92%くらいの人が解けません!(根拠なし!))
Q. ブレーキのきかない車が時速100kmで間もなく踏切にさしかかろうとしていました。
車が近づいている踏切には同じく時速100kmで列車が接近しています。列車は貨物列車なので長さは100m近い長さでした。
踏切までの距離は、列車の先頭は10m、ブレーキのきかない車はあと20mという状況でしたが列車の運転士は車が踏切に近づいていることを知りながらも、何事もなく踏切を通過しました。
踏切の前に車の進行を妨げるようなものは何もありません。
さて、なぜ車も列車も無事だったのでしょうか。
(答えは記事の最後に)
92%がパスできません!⇦本当に?
この「92%がパスできません!」とか「96%が解けません!」だとか、いかにもこの問題を解けたら人類の中で10%以内の逸材ですよと暗示するタイトル。
これが厄介ですよね。
自己肯定感はどこかで誰もが求めるもので、自己評価の低い方でも、もしこの問題を解けたら私も優秀な部類なんじゃないだろうかと、つい指が動いてしまうタイトルです。
SNSでバズるのも納得です。
優越感を得たいという心を操作されてしまうのですから。
上手いと言ってしまえば確かにそうなのですが、どうもこのテスト、ほとんどの人が解けてしまうんじゃないかと思う微妙な難易度。
実は99%の人が解ける問題なんじゃないの?
92%の人がパスできないって根拠はどこにあるの?
根拠ないんじゃないの?
「92%の人が解けないって言うならやってみるか」⇨「自分にも解けた!うれしい!」⇨「自慢も含めてSNSでシェアしてやるか!」⇨「お、なにこれ、92%の人が解けない?」⇨(最初に戻る)
ってな、自分の能力の確認と自己顕示欲をエンジンとしたサイクルでSNS上に増殖させてPVを稼ぐ系のビジネス。
今回のはつい私もやってしまったけど、やっぱり手法としてどうなの?って思ってしまいます。
ネットでのリテラシーとコンプライアンスが問われる時代
今回のテストのようなものは基本的にお金を搾取される類のものではないのでシェアした人に害はないのが幸いですが、誰でも彼でもネットへのアクセスができる時代。
もしこれが実害のあるタイプのサイトへのアクセス誘引だったらと思うと、ちょっと怖いですね。
ネットを利用する上で、皆がある程度の知識、ある程度のネットリテラシーは学習すべき内容として、学校や家庭でもっと子供たちに伝えていくべきなのではないかと思います。
また、私も含めて記事や情報をアップする側としての倫理意識のようなものは持っていきたいなと思うのですが……ここは利潤を得るために手段を選ばない方たちもいる”ワイルドワールド”なインターネットなので、政府が認証制度とかにしない限りは違法スレスレな事をしようとする人はいなくならないでしょうね。
結局……
人はどこか自分は他人より優れているんだと、心のどこかで思いたいもの。
自分が優れていると思うことが自信につながり、日常で磨り減った自分を好きになれるポイントになる。そこには理由はなく、本能的にそうしたいというレベルなのではないでしょうか。
好きになるというのは理由ではなく、本能がそう感じさせるのではないかと思います。
そこを突いた今回のような記事タイトルがあるということを知っておくだけで良いと思います。
その内容が良いと思えばシェアすれば良いし、これはちょっとと思えばシェアしなければ良いのです。
気をつけるべきはFacebookやTwitterのアカウント連携をテストの前にさせられる記事です。その手のは勝手に投稿されたり情報抜かれたりするんで要注意ですね。
皆さん、お気をつけください。
問題の答え
さて先ほど出題した水平思考問題の答えです。
Q. ブレーキのきかない車が時速100kmで間もなく踏切にさしかかろうとしていました。
車が近づいている踏切には同じく時速100kmで列車が接近しています。列車は貨物列車なので長さは100m近い長さでした。
踏切までの距離は、列車の先頭は10m、ブレーキのきかない車はあと20mという状況でしたが列車の運転士は車が踏切に近づいていることを知りながらも、何事もなく踏切を通過しました。
踏切の前に車の進行を妨げるようなものは何もありません。
さて、なぜ車も列車も無事だったのでしょうか。
正解は
A. ブレーキのきかない車は、列車に積まれた積荷だったから。
さて、あなたはこの問題解けましたか?
解けたあなたは人類の中でも8%しかいない逸材です!
面白いと思ったら、この記事をシェアしてくださいね!⇦
<追記>
例のカラーテスト、間違った選択ばかりしていると「残念」という結果は出るようですが、テストを真面目に行った結果として92%の方が不正解になるかどうかの検証はやはり難しいですね。
何か根拠があるなら明示して欲しいところです。