みやび☆りゅうの「わたくしスタイル」

エンタメ系Webライター兼、新米パパの雅龍(みやび☆りゅう)がお届けする、様々なこと。

【アトピー治療】ワセリンの効果から見えたアトピー完治への可能性

どうも。孤高のかゆみ嫌いブロガーみやび☆りゅうです。

 

私も軽微ではありますがアトピー性皮膚炎を発症することがあり、そのかゆみに耐えることの苦痛はよくわかっています。

もっと酷い症状の方はさぞやお辛いでしょうが、一筋の光明が理化学研究所の研究から差し込んできました。

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そうです。アトピー性皮膚炎に対するワセリンの効能が、わかってきたのです。

まずワセリンとは何か?

ワセリンとは石油を原料とした保湿剤で、石油に含まれる炭化水素類の混合物を脱色して精製したものです。

化粧クリームや医薬品の軟膏の元として使われ、乾燥をきっかけとする皮膚病や、切り傷からの出血を一時的に止めるために利用されています。

 

 

 ワセリンはアトピーには効かないのか?

以前からアトピー治療の際にワセリンを使うことは多くありました。

アトピーは乾燥を嫌うため、保湿剤として使われることが多いのですが、人によってはかゆみが増したりするなど、デメリットもあるものでした。

塗りすぎたり、体質で合わないこともあり、かゆみを止める目的では効果の弱いものですので、「ワセリンはアトピーには効かない」「効果は疑問」などの声も多かったのです。

 

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では、なぜ今アトピーにワセリンが効果があると言われたの?

今回理化学研究所が発表した内容は、発症したアトピー性皮膚炎を治癒する効能ではなく、発症するのを予防できる可能性を見つけたということです。

今回理化学研究所が突き止めたのは、サイトカインという細胞の増殖や分化に必要なタンパク質JAK1の異常でした。

www.itmedia.co.jp

 

プロテアーゼと呼ばれる角質をはがす酵素が影響しているアトピー性皮膚炎の発症ですが、発症前にワセリンを患部になりそうなところに塗っておくと、表皮からの脱水を防ぎ、皮膚炎の予防につながることが実験からわかったのです。

具体的な原因の究明も進んでおり、今後の研究結果が待ち遠しいですね。

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 理研の公式発表はこちら

アトピー性皮膚炎モデルの原因遺伝子を解明 | 理化学研究所

 

まとめ

アトピー性皮膚炎には様々な原因があり、環境やストレスの問題も否めないでしょう。

ごく最近までワセリンはアトピーに効かないという意見も多くありました。

そんな状況の中、今回わかったのは発症した皮膚炎に対してではなく、予防効果に対する大きな期待です。

ワセリン自体に炎症を抑える効果はありませんので、明らかな炎症を起こしている部分に対しては医師の判断を仰いだ上でステロイド剤などを使用することになるであろうと思いますが、以前発症していて治った部位や、これから発症しそうな部位に対して発症予防効果が期待されています。

 

ワセリン自体が害となることはほとんどありませんので、発症後治まっている部位に使用してみるなど、予防の観点からワセリンを試してみると良い効果が得られるのではないでしょうか。

今後のさらなる研究の成果に期待がかかりますね!

 

 

 

 

 

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