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みやび☆りゅうの「わたくしスタイル」

エンタメ系Webライター兼、新米パパの雅龍(みやび☆りゅう)がお届けする、様々なこと。

下り坂をくだる”子どもを育てる気がない”日本。今私たちが読むべき平田オリザさんの言葉。

今の日本の状況を危惧する内容が最近多くなってしまっているが、同じように考えているブロガーの方たちもいらっしゃって、情報が補完されていることを感じ、状況はやはり楽観すべきものではないと思えてきた。

今回は近頃目にした意見と、私の過去記事を絡めて、今日本はどうなのかと言うことを見つめ直す機会にしていただければとまとめさせていただいた。

 

橋桁落下事故に対してのZARIGANI INDUSTRYさんのブログ。

www.zariganiindustry.com

橋桁落下事故に絡んで、プロ意識と今後の日本の技術力低下について考えさせられる。

miyabi-ryu.hatenablog.com

 

tigerace(id:tigerace1943)さんのブログ。
寛容さを失った日本の状況に不安を感じる。

tigerace1943.hatenadiary.jp

 

miyabi-ryu.hatenablog.com

 

ネットの意見なんて、極論や一部の世代の意見だと言う方もいるかも知れないが

私と同様の危惧を抱いている方が多くなっていることを、以下に挙げる平田オリザさんと藤田孝典さんの対談記事を読んで思った。

私が過去にブログで書いた内容にかなり似通ったことをおっしゃっていて、またそれ以上に分かりやすい言葉で述べられていたので、是非記事を読んでみて欲しい。

 

toyokeizai.net

 平田オリザさんは、劇団青年団を主宰する日本の劇作家にして演出家。

日本の演劇界にとって大きな存在で、学識者としても様々なお仕事をしていらっしゃる方だ。

 

記事を読むと本当におっしゃる通り。

特に以下の内容は必読だ。
こういったことに気づかずに過ごしていると、やがて日本はただ衰退していく一方になるだろう。

 

そんな平田さんの意見として、まず保育園問題についてだ。

平田:今回上梓した『下り坂をそろそろと下る』の校了作業をしているとき、子育て中のお母さんが書いた「保育園落ちた」という匿名のブログが大きな話題を呼びました。私の主宰する劇団にも小さい子どもを持つ俳優がたくさんいますが、あのブログは子育て世代の切羽詰まった真実の叫びだと思います。

同じテーマということで、私の拙い過去記事もリンクさせていただこう。

miyabi-ryu.hatenablog.com

 

切実な問題でありながら、今回の政府の反応は鈍かった。
問題意識がなかった証拠であろう。
もはや子育ての終わった世代が政治家をやっていると、そもそもの状況や現代的な価値観を持っていない、または所得の少ない家庭が多くなっていることに実感がないのであろう。

平田:それだけ切実な問題にもかかわらず、政府の反応は極めて鈍いですね。安倍首相は、待機児童の解消について問われた国会答弁で、「保育所」のことを「保健所」と言いました。ただの読み間違いだと言い訳するのかもしれませんが、この問題に対する関心が低いと言われても仕方ないでしょう。ああいう答弁を見ていると、この国はもう、子どもを育てる気がないんじゃないかとさえ思う。

 

寛容さを失くす日本社会に対してはこうだ。

平田:そんな国は珍しいでしょう。海外に目を転じると、子育て世代のために様々な優遇政策がとられています。たとえばフランスでは、子どもを三人以上もつ親は、美術館などの文化・レジャー施設の料金が大幅に割り引きされます。これは子どもと一緒でなく、親がひとりで利用するときでも適用されます。子育て中であっても、子どもにかかりきりになるのではなく、演劇や美術、映画や音楽といった「文化」に触れる機会を失わないように配慮しているんです。

平田:社会全体がギスギスしているように感じます。保育園に受かったお母さんが、子どもを預けて昼間から街を歩いていると、すぐに目を付けられる。もし映画なんか見ていたら「あの人は仕事をしていないのに、子どもを預けている」なんて保育園に密告されるから、有給休暇も取れないし、いつも働いているふりをしなければならない。

このギスギスした社会、文化に触れる余裕を失くす社会の根底にあるのは、富裕層ではない層のミニマリズムにも表れていると思う。
とにかく心に余裕を持たない人が増えている気がするのだ。

 

miyabi-ryu.hatenablog.com

 

また、今回の対談記事を読んで、私が気になった部分はここだ。

平田:今でさえ官僚の経歴を見ると、ほとんどが東京の富裕層出身でしょう。今後はその流れがますます加速します。そして官僚が都会の富裕層出身ばかりになると、先ほども話題に出てきた、社会的弱者の暮らしに対する想像力が働かなくなってしまう。 

 確かに富裕層と貧困層の乖離が進む社会になるとは思っていたが、官僚の出自が固定化されていくと、それこそ想像力が働かないお役所仕事の弊害が今後進んでいくと思われる。

アベノミクスというマジックワードに踊らされその改善計画を支持しても、本当に実績が出るのか今のところ疑問しか残らない。

平田:若者に限らず、少なからぬ国民がアベノミクスに期待していますね。安倍政権が、約40%という岩盤のような高い支持率を保っているのも、国民が高度経済成長期の幻想から抜け切れていないことの表れでしょう。

確かに戦後の日本はアメリカの庇護のもと、大量生産、大量消費することで経済成長してきました。しかし、今やそのシステムは制度疲労を起こして機能しなくなっている。これからの日本に必要なのは、『貧困世代』でお書きになっていますが、「脱近代化」であり、「脱工業化」を目指すことだと思うんです。

 

そう、製造業に頼った産業構造が変わりつつあるのに、成功体験を持った世代が政治の中枢にいてその意見を反映させ続ける限り、成長の幻想を見るだけで、本質的な暮らしを見直すことができなくなっているのだ。
雇用形態も、非正規社員が増える中でも社会保障制度は一向に新しい雇用形態に対応しようとしない。

藤田:非正規が増えるということは、雇用を解体してしまうということですよね。そうするなら、代わりに社会保障を充実させることが不可欠です。雇用保険の期間を延ばすとか、職業訓練の内容を充実させるべきなのに、そこにはまったく手が付けられていない。

 

我々は今、こういう時代になったのだと言うことを国民皆が理解し、先に進んでいかないと日本は本当に衰退してしまう。

価値観を変える時代が来た。ということだ。

是非先に挙げた平田オリザさんと藤田孝典さんの対談記事を読んでみていただきたい。

そして、我々が今後どうしていくべきなのか、意識して考えていくことが必要なのだと思う。

 

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