街には明かりが溢れてる
今はもう、ない
たくさんの人が畑を耕した
たくさんの人が海を掬った
街には明かりが溢れてる
今はもう、ない
たくさんの人が本を書いた
たくさんの人が本当を考えた
街には明かりが溢れてる
今はもう、ない
たくさんの明かりは
たくさんの無駄に
たくさんの人は
たくさんの無駄に
君が言う、地球に優しいってなんだろう?
君が言う、人に優しいってなんだろう?
君には明かりが溢れてた
今はもう、ない
どうして明かりは消えたのか?
求めるだけの人だから
どうして明かりが消えるのか
自分の事だけ見てるから
何かを求める人だから
何かを求めぬ人になる
日が昇るのは、天任せ。
火を起こすよに、身を焦がす。
(コンビニで350mlの一番搾りを手に取った女性が500mlのヱビスビールに持ち帰るまでに浮かんだ詩)