今回はゴールデンウィーク特別企画として、わたくしのオススメのオモシロスポットをご紹介したいと思います。
「わざわざGWに行かなくても、一度は行ってみたいオモシロ神社」
私がその神社に初めて訪れたのは2010年のお正月。
以降に掲載する写真は当時撮影したものを使用していますので、現在と若干違うかも知れません。(と思って調べたら、現在もほとんど変わっていないようです……)
その神社、名前を桃太郎神社と言います。
名前からしていきなり飛ばしてます。
たいていの人はここで「?」となりますよね?
僕もそうでしたが、何がオモシロかは名前だけではありません。
その神社の近辺に配置されたオブジェたちが秀逸なんです。
桃太郎神社は、愛知県犬山市の木曽川沿いにある神社で桃太郎の話の舞台になったと言われている、日本でもいくつかある桃太郎伝説発祥の地を謳う場所の一つです。
では、そのわざわざゴールデンウィークに行かなくもいいけど、一度は行ってみたい桃太郎神社のご紹介です。
◆こんな風に鳥居に名前が
露出がややアンダーですみません。2010年当時はコンデジ(リコーのCX1)を使用していたので、そこまで写真の出来にこだわっていなかった私です。
はい、間違いなく桃太郎神社と掲げられています。
よくある鳥居なので、この段階ではまだ普通ですよね。
他の写真を見ると認識が一変します。
◆鳥居の下では、お猿さんがお出迎え
猿……ですよね。
ちょ、ちょっと目がイッちゃってるんですが……。
鮮やかな着物を着て、つけた胴には桃と思われるデザイン。鬼ヶ島で戦う直前なのでしょうか。
手には、きびだんご? にしては大きい。
夏みかん?
背後にキジさんと犬さんが直立して同じく胴と垂を着けてます。
戦う気マンマンです。
姿勢がやたらいいです。
◆石段途中に何故かお爺さん
なぜこんな中途半端なところで芝刈りしてるんでしょう?
山から帰ってくる途中を表しているんでしょうか。
背後に木も生えていて邪魔で仕方ありません。
そもそも木の生えてるところを階段にしたようです。
◆お、お婆さん……
桃を抱えたお婆さん。
どうみてもフランケンシュタインなんですが……。
洗濯老との説明がありますが、力強い立ち姿。
桃の体積をおおよそ50cmの立方体程度だとすると、水分量の多い桃のような果物ではおおよそ100kg以上はあろうかと思われます。
そんな重い桃を抱えてもしっかり立っている姿からは、お婆さんは相当な筋力の持ち主であったことが伺えます。
◆一応、由来的なもの
あの天照大神の親であるイザナギノミコトが、黄泉の国から帰るときに桃によって助かったので、桃に後世の人を助ける役目が与えられたようです。
桃太郎というのは神の化身ともいうべき存在だったようです。
こじつけなんて思ってません。
だったらイザナギノミコトやアマテラスオオミカミを祀っておいた方が、ご利益があるんじゃないかとか、思ってないですから。
◆そして真打ち、桃太郎の誕生
ウマレター!
肌も桃色だZ!
桃太郎の後ろの鳥居にはまぎれもなく桃の紋章。
桃から産まれた桃太郎。
◆桃太郎アップ。よく見ると……
も、桃色すぎる……。
よく見ると産まれたばかりにしては腕脚の太さと長さが尋常じゃありません。
赤子ではない。。。
どう見ても小学校は入学しています。
先ほどの桃の重量から推測すると中1くらいにはなっているんでしょうか。
福耳、福顔。
女の子だったら浅田真央ちゃんのような仏顔だったんでしょうか。
そして桃から産まれたのに、ヘソがあることを追及してはいけません。
桃から栄養を得て、桃の天然水を羊水として育っていたんだと想像しています。
◆そして、驚愕の鳥居
常軌を逸したデザイン。桃鳥居。
汚れ具合がなんともいえない不気味さを漂わせています。
そしてその下には、先ほどキジのそばにいた犬とは似ても似つかない弱そうな犬。
きびだんごをねだってるんでしょうか。手を差し伸べているその表情が4コマ漫画に出てきそうなキャラクターです。
この他にもまだまだ作品はあったのですが、友人たちと同行していたのと天気がイマイチだったのもあり全てを写真に収めていませんでした。
そんな参拝することよりも、面白いアイテムに目を奪われ続ける桃太郎神社。
この像の数々は浅野祥雲さんという岐阜県出身のコンクリート像作家の方の作品群です。結構あちこちに作品が展示されているらしいので、他の像も見に行ってみたいですね。
そして他の桃太郎神社の紹介記事では見かけないであろう写真です。
浅野さん作ではないと思われる近くの公演の滑り台なんですが……
◆滑り台?
なんでしょう、この意匠は?
もののけ姫に出てくる木霊のようでもあり、四足の動物のようにも見えるのですが、いかんせんこの汚れ具合。中に入るのは相当勇気がいる感じです。
◆違うアングルからどうぞ(1)
やはり、何か顔のように見えます。
ちなみに上がるハシゴは2つあるのに滑るのは1箇所しかありません。
子どもたち喧嘩になるよ。
◆違うアングルからどうぞ(2)
このアングルでも何か動物…というか、妖怪のようにも見えてきました。
一つ目でベロンって舌を……こ、怖い……。
僕が子供だったら泣き出すかも知れません。
またまっすぐでない滑り台の軌道が、この滑り台をデザインした方のひねくれた面を表しているようで、結構好きです。
さあ、みなさん、こんな面白スポットである桃太郎神社に、このゴールデンウィーク以外に訪れてみてはいかがでしょうか!
ちなみに桃太郎神社で引いたおみくじは大吉でしたよ!
こちらもどうぞ。