みやび☆りゅうの「わたくしスタイル」

エンタメ系Webライター兼、新米パパの雅龍(みやび☆りゅう)がお届けする、様々なこと。

羽生結弦がモンスターハンタークロスにはまるように、最高のパフォーマンスはゲーム脳から始まる。

今日MBS系で放送の情熱大陸は、羽生結弦の密着だった。

その中で、彼は自身が練習量が多い方ではなく、普段は歌ったりゲームにはまっていると言っていた。

ゲームはモンスターハンタークロスだと言う。

 

www.mbs.jp

 

 

羽生結弦、いや、ここでは羽生くんと親しみを込めて呼ばせてもらおう。

4歳からスケート始め、ジュニアで3位を取り、中学で表彰台に立った羽生くんの夢はオリンピックだった。
負けず嫌いな彼は、少年時代からストイックであった。
彼は常に挑戦している。
チェンジエッジからのバックアウトカウンターを挟んでのトリプルアクセル。着氷後のイーグル。
出来栄え点は数年前でも美しかったジャンプから、ジャンプ前後の難易度を上げることでさらに向上した。
王者となるために、挑戦し続けているのである。
絶対王者と呼ばれるようになった影には痛みに耐え、疲労を乗り越えた上にその演技の完成度があるのだ。

「俺、ぜってーやってやっかんな!」

ハビエル・フェルナンデスに負けた2015年の世界選手権。
同門の同志でライバルを今年は巻き返すために、今シーズン頑張っていたのだと言う。
その足の痛みをこらえて……。

 

この流れだけを聞けば、さぞ練習だけに励んだのだろうと思うのだろうが、実際には人はそれ以外のことも多くしている。羽生くんだってコンビニに買い物に行くのだ。
誰もが社会生活を営む上で、一つのことに集中できる環境などほとんどないと思う。
それが冒頭のモンスターハンタークロス(MHX)にはまっているというところに繋がってくる。
人は全身全霊を賭けた勝負に向けてどう進むかというのはひとそれぞれだと思うが、意外にただそのことだけを考えてやり続けるモチベーションを保つのは難しい。
様々な興味が邪魔をしながらもその道を進んできたはずだ。
それはゲームと同じ感覚だろう。
少し前からゲーミフィケーションという考え方が言われているが、人にはその傾向としてゲームをしたいという感覚が根底にあるらしい。
ゲームと言うと無駄な物、生活に役立たない物という考えをお持ちのかたもいらっしゃるかも知れないが、実は人間の感覚に訴えかける強い仕組みがあるのだ。

それは競争と、達成感である。

特に達成感というのは人が生まれてから死ぬまで求め続ける、基本的な活動である。

人は赤ちゃんの頃からある程度知能が発達してくると、予測をし始める。
例えば「いないいないばあ」で赤ん坊が笑うのは、「さっきまで見えてた顔が隠れているけど実はその手をどけたら、そこに顔はあるんだろ?」という予測をしていて、「ばあ」で手をどけた瞬間に現れた顔を見て「自分の予測は当たったんだ!」という達成感に笑っているんだという説がある。

確かにそう考えると、大人からしたら何の面白味もない「いないいないばあ」も、脳の発達段階で生まれた成功体験で笑っているというのは理解できる。
遙か昔に人が野生だった頃、様々な自然現象や日常の危険に対し、予測し、検証し、その上で正しいと感じたことを蓄積することで生き延びできたはずだ。
それは成功体験の積み重ね、予測と検証の終わることのない連続であったのだろう。

スポーツ選手の予測はイメージトレーニングと言い換えることができるかもしれない。
「俺はこう出来る」という予測がうまくいった時の経験を積み重ねて、技術が上達していく。
それはモンスターハンターでモンスターを狩るときに、事前動作を見て次の動きを予想することにも言えることである。
全ては推論を実践し、成功するという細かな積み重ねから生まれるのだ。

 

羽生くん。いや、ここからは”ゆづ”と呼ばせてもらおう。

ゆづはサァ、ずるいよね。モテるよそのルックスと性格とパフォーマンスならさぁ。
プーさん好きとかもずるいよねぇ。
もう人生下り坂のおじさんからしてみたら羨ましいヨォ。
今度暇があったらサァ、モンハンX一緒にやろうよ!
あ、いっけね!俺、3DS持ってないんだったー! あはははー♪

♪この長い長い 下り坂を〜

 

 

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