みやび☆りゅうの「わたくしスタイル」

エンタメ系Webライター兼、新米パパの雅龍(みやび☆りゅう)がお届けする、様々なこと。

【海外進出決定!】仮面ライダーアマゾンズ! テレビ業界のオワコン化を告げる重要な作品!

どうも、孤高のAmazonプライムユーザーブロガーみやび☆りゅうです。

以前記事にも書いたAmazonプライム・ビデオ限定配信「仮面ライダー アマゾンズ」のシーズン2制作が決定! そして9月からアメリカでの配信が始まるようです!

 

miyabi-ryu.ua188.com

 

日本の仮面ライダーシリーズで、しかもAmazon限定の大人向けの作品が海外で配信。

胸熱です。

 

 

仮面ライダーアマゾンズとは

ご存じない方にご説明すると

仮面ライダーアマゾンズは2016年4月1日より、Amazon プライム・ビデオで配信が始まった仮面ライダーシリーズ。

公式サイトより

仮面ライダー45周年記念プロジェクト。最大級の衝撃が、いま幕を開ける。

2016年4月、45周年を迎える仮面ライダーシリーズ。
『仮面ライダーアマゾン』(1974)。
仮面ライダー第4作にして、シリーズ最大の異色作が、平成ライダーを築きあげたレジェンドスタッフ × 最強アクションチームによって完全新生! Amazon プライム・ビデオを舞台に、仮面ライダーの新たな歴史のページを斬り開く。

はるかと仁、養殖と野生。
対照的な2人の“アマゾンライダー”を中心に、様々な登場人物の思惑が交差し、謎が謎を呼ぶストーリー。そして、映画を越える次世代の映像への挑戦。
いま、仮面ライダーと映像の歴史が変わる。

 

 オリジナルのアマゾンも昭和仮面ライダーシリーズとしては異色な作品で評価も大きく分かれるところですが、会社名つながりでリアル企業のアマゾンと提携でAmazonプライム・ビデオ独占配信の作品。

地上波でもBSでも観られない仮面ライダーなのです!

 

仮面ライダー アマゾンズの魅力

Amazonプライム・ビデオ限定配信ということで、完全大人狙いの作品の「仮面ライダー アマゾンズ」。また今回海外配信が決定したことからも分かるように、ストーリーラインも海外ドラマに非常に近い作品です。

 

野座間製薬という製薬会社が開発したアマゾン細胞が原因となり、化け物と化す人間たち、アマゾンズ。

たんぱく質を、それも人間のたんぱく質を得ることで生き延びるアマゾンズたちを害虫として、害虫駆除チームが駆除していた化け物の腕にはアマゾンの腕輪。腕輪の光が青から赤に変わった瞬間、それは発症する……。

発症しなければ普通の人間だが、発症後生き残るためには人間を喰らわなければいけない。

アマゾンとして監禁されていた記憶がありながら、野座間製薬の本部長 水澤(加藤貴子)の元で育てられた水澤悠(藤田富)。そして水澤の娘、水澤美月(武田玲奈)。

水澤悠は外出を禁じられていたが、ある日鷹山仁(谷口賢志)と出会うことで人生が変わり始める……。

アルファとオメガ、二人のアマゾンズに隠された秘密とは? この出会いは何をもたらすのか?

 

男臭い中にセクシーさを出す鷹山も良いが、駆除班リーダーの志藤 真(俊藤光利)、少しおとぼけ役の三崎一也(勝也)、駆除班の中でもキーマンとなる前原 淳(朝比奈寛)ら存在感のあるキャストを揃え、女優陣も水澤美月役で今グラビアで人気の武田玲奈をポイントに、高井 望役の宮原華音、泉 七羽役の東 亜優と魅力的なキャスティングとなっている。

私が特に注目しているのは高山(谷口賢志)と七羽(東亜優)、それから駆除班の志藤(俊藤光利)と三崎(勝也)だ。

要所はもちろん、何気ないシーンにもその存在感が感じられるのがドラマ全体に良い影響を与えている。

 

それにしても10話で登場したアマゾンシグマとトラロックが気になる。

ネタバレするのであまり詳しくは書けないが、これまでの状況を一変させるような存在がこの後どうストーリーに影響を与えるのか……。

脚本の小林靖子氏の展開が上手い。

 

シーズン2へ向けて

本日(2016/6/5)時点で10話までの配信で、まだシーズン1も終わっていないのだが、シーズン2の制作が発表されている。

 

 

2017年春配信予定ということで、続きはまだまだ先になるが日本のテレビドラマに見られるような1クール10話から12話で終わるような薄い話を長く、いや厚い話を薄くするような展開ではなく、海外ドラマのような深みのある作品へ向けて動いているところが興味深い。

映像が美しく、ストーリーも先が楽しみで仕方がない作品であるが、海外配信が決定したことで今後より研ぎ澄まされた作品へと成長することを期待している。

 

アマゾンズは時代を占う重要な作品

サブスクリプション系の動画配信サービスが増えている今、日本オリジナル作品が配信され、シーズン化していくことはテレビで放送されるドラマもネット配信される今となっては今後の潮流を感じる最初の作品であると言わざるを得ない。

オワコンという言葉は好きではないが、テレビというメディアがオワコンに近い状況になるのではないかと私は想像している。

「テレビが終わるわけないだろう」と思っている方もいるかと思うが、そう言った方には逆に、「テレビは終わらない」と伝えたい。言うならば、「ネット配信が中心となり、テレビはその宣伝媒体になる」と予言しておこう。

リアルタイムで観なくてはいけないテレビのようなメディアは、今後は不完全な情報提供しかできないメディアとして傍流に置かれるのだ。

今後はオンデマンドのスタイルが主流となって、ユーザーもテレビ世代からネット世代へシフトして行くのは確実な状況である。

録画機器、録画メディア、言って見ればブルーレイレコーダーやHDDレコーダー、BDディスクなど、既にオワコンが決定しているのだ。

そこを許さないのが既存の広告業界であろう。

日本であれば電通が中心となり今まで牛耳ってきたテレビCM、もっと言えば番組のキャスティングから予算まで大きな変化が今後現れるのは確実だ。

 

 

既得権益にあぐらをかいていた電通や博報堂がタッチできないところに、今メディアは向かっているのかも知れない。

Huluの日本法人となった日テレは、そう言った意味ではビジョンがあった。地上波で配信した番組をHuluで再配信する流れを作った時点で、今後の展開への布石を打っている。

Amazonもプライム・ビデオを始めたことで、サブスクリプションに近いサービスへ参入し、日本オリジナルのコンテンツを投入したことで実質独自チャネルを得た。

Amazonはその先見性を持って、日本の広告代理業を通さないメディアの一つとなったのだ。 

 

これは実はマスメディアだけでなく、流通小売業にも言えることだ。

Amazonの先見性と施策は、既存の枠を壊し、独自のエコシステムに消費者を取り込むことで成り立ち始めている。確実に一定の購買層の消費はネットへと取って代わり囲い込まれることで、リアル店舗での販売数が減少、配送業も大手へのルート配送から個人宅へのピンポイント配送のチャネルが増加する。そして音楽配信、動画配信も含めすべてにAmazonが介在してくる。

気づかないうちに、日本企業はジリ貧の立場に置かれていたのだ。

もし日本がAmazonに立ち向かうとすればソニーと日テレとヨドバシカメラが提携するくらいのドラスティックな動きが必要だろう。

銀行や官僚に弱い日本企業には、そんな垣根を越えるようなドラスティックな変革は難しいかも知れないが、今後日本企業が生き残るためにはハード、ソフト、流通の三位一体、トリニティが必要なのかも知れない。

 

仮面ライダーアマゾンズは、仮面ライダーシリーズの作品としても貴重だが、今後の日本を占う意味でも重要な作品なのである。

ネット動画で人気が出たものを集めて放送するだけのゴールデン帯のバラエティーなど目にすると、まとめサイト以上の価値が見出せずテレビは「終わってる」としか思えない。

そんな状況の中、ここへ来てAmazonはディーン・フジオカ主演ドラマ「はぴまり~Happy Marriage!? ~」や、小室哲哉、池田エライザ、村上範義らが出演するドキュメンタリー「Invisible TOKYO」など日本独自のコンテンツの増加を発表、Netflixも又吉の「火花」の4Kドラマなど日本独自のコンテンツを投入してきた。

そこに隠された意味とは何であろう?

日本のテレビ業界の牙城は、既に壊れ始めているのではないだろうか?

今後のテレビ業界は、メディアはどこへ向かうのか。

 

今、私たちは時代が変わる瞬間に立ち会っているのかもしれない。

 

miyabi-ryu.ua188.com

 

 

 

miyabi-ryu.ua188.com

 

お仕事のご依頼、お問い合わせはこちらまで


follow us in feedly