このブログを始めて比較的初期に書いた記事に「後輩たちの迷言」まとめというのがあった。
最近この手のネタをブログに書いていなかったので、今日は過去の記事のネタも再掲しつつ迷言ネタを書こうと思う。
ほとんどが 主に後輩のY沢という人物だが、架空の人物としておこう。
以前は三宿の風呂なしに住んでいたが、最近は銭湯に通う時間が惜しいと言って千歳船橋あたりに引っ越したはずだ。
夢はシェアハウスに住むことと聞いていたはずなのだが、どうやら普通のアパートらしい。
以前のエントリーにこう書いたが、千歳船橋だと言っても、どうやら京王線の八幡山とどちらが近いかくらいの土地らしい。
小田急と京王が同じ新宿を出発しながらも、徐々に離れ始め、ここまで来ると既に二駅最寄とは言えない地域なので、結構な距離があると思う。
普通ならケッタマシーン(チャリの異名)が必要な距離だが、徒歩で駅まで出ているそうだ。
思えば昔から微妙な奴で私とも結構な距離感があったのだが、その距離を本人はそれほど遠くないと思っていたのだろう。
あるとき昼飯にコンビニで弁当買ってきてくれとY沢に頼んだときに、「雅さん、カレー好きなんですよね」と白米パックとククレカレーを渡され、本人はサバ味噌缶とサバ水煮缶を2つ開けて食べ始めたのを見たときには、その頭の中身はサバ味噌の味噌なんじゃないかと本気で疑った。
軽くマッドネスで、コンフュージョンな後輩だ。
前回お届けした迷言おさらい
1.「俺の血は豚骨醤油でできてますから」
後輩が三日続けて背脂系のラーメン屋に通っていたので、「血液がドロドロになるんじゃないのか」と軽くたしなめたところ出てきた迷言。
おそらく故川島なお美さんの名言を意識した回答であったのだろうが、ワインならともかくラーメンスープの血など羨ましくもない。
2.「これが本当のスポンサードリンクって奴ですね」
たまには二人で飲みに行くのも良いだろうと下北沢の焼き鳥屋でおごってやった時に出た迷言。
お前のスポンサーにはなったが、そのドリンクではない。
そして”本当の”の意味が全くわからない。
3.「俺の前に俺はいないっすから」
仕事上で規定の手順を踏まず独自流を通そうとする後輩を軽くたしなめた時に出た迷言。
どう解釈するか少し迷ったが、どうも自分がその道の先駆者だと言いたかったのではないかと思う。
当然自分の前に自分はいないはずだし、後ろにいられても困る。
ある意味哲学的ですらある。
4.「カエルの子はおたまじゃくしって言いますもんね」
上司と、上司の息子さんが似ているという話をしている時に出たらしい迷言。
生物学的には至極当然なのだが、文脈的にはひどく外れてしまっている。
たとえ正しく「カエルの子はカエル」と言っていたとしても、意味的に「凡才の子は所詮凡才だ」と言っているのと同じだ。
優しい上司の下で良かったな。
5.「まだ東京で増毛してるの?」
地方を活性化するにはどうしたら良いかという話題が上がった時に、彼が言ったキャッチコピー。
当然イケダハヤト氏の「まだ東京で消耗してるの?」をもじったものだが、薄毛の上司の前でひどく失礼なコピーだ。優しい上司の下で良かったな。
ちなみにこれには続きがあって、「まだ東京で脱毛してるの?」をペアにして、船橋とか大宮とか東京から少し離れたエステサロンなどに営業はできないだろうかと真剣に考えていたらしい。
ちなみに後輩はクリエイティブな職種ではない。
おまけ 「ブルートゥルース」
最近Bluetoothヘッドホンを買ったらしいのだが、何回聞いてもブルートゥースではなく、ブルートゥルースと言っている気がする。
一度それとなくたしなめた事はあるのだが、未だに直っていない。
もはやそちらが正しいのではないかと彼は思っているのではなかろうか。
真実はいつも一つ。青くはない。
前回は以上の5迷言+1でお届けした。
そして今回お届けする迷言
何と言っても軽くマッドネスでコンフュージョンな後輩のことだ。
ツッコミ始めればキリがないのだが、私が思い出して引きつった笑いができる範囲での迷言を紹介しよう。
1. 「メスって感じしますよね」
アラフォーの独身女性に向かって、今日の服イケてますって意味で放った迷言と言うより暴言。
フェロモン出てますね的な意味合いだったのだろうが、独身女性からはしばらく無視をされることとなった。
職場で使うとセクハラな上に、日常で聞くセリフではない。
2. 「俺って会社のコマですか? クルクル回されてんですか?」
Y沢は酔うと自分は社畜になりたくないと主張するのだが、その流れで自分が会社の「駒」じゃないと言っていたのだろうが、クルクル回るのは「独楽」だ。お正月にイマドキの子供が遊ばない奴のほーだ。
コマ違いという小間違い。
本気で言っていたのなら問題だが、酔うと直前に言った自分の言葉の意味を忘れることがあるのがY沢にはよくある。
3. 「チリツボってことです」
業務フローの改善で工数削減が思いの外進まなかったが、やる意味はあると言いたかった時に出た言葉。
「塵も積もれば山となる」を略すならせめて「ちりつも」だが、その塵を貯めるために壺を用意したのかと思える迷言。
多分言い間違い。
字に起こしてみると「フジツボ」の一種かとも思える。
まとめ
いかがだったであろうか。
特に私から後輩に言いたい事は、森博嗣の著作のタイトルを借りるなら「今はもうない」。
ただ人生は選択の連続だが、「なぜその選択をした?」というチョイスを減らして欲しい。
それだけである。合掌。