先日夜の都議会議員おときた瞬さんのブログで知ったのだが、舛添知事が毎週末温泉地へ公用車で出向いていることをセンテンススプリングがすっぱ抜いたらしい。
上記のおときた駿さんのブログを読んでいただければわかるが、都の関係部署の対応もひどいものらしい。
これはどうも言い逃れできないっぽい案件だな。
知事の行動を管理しているのは政策企画局。
ここの総務課長席にまず内線。基本的に担当部署がわからない案件は、
どの局も総務課長に電話をして取り次いでもらうのが一般的な流れです。「舛添知事の公用車の件でお伺いしたいのですが」
「総務課長はただいま、不在にしておりまして…」
「そうですか、公用車の件はどちらの課長が担当になりますか?」普通はこれで、担当課が案内されます。
しかし回答は、「どちらの部署かわかりません」
いや、そんなわけないでしょ。
思えばこの時点でちょっと怪しかった。
この当初の問い合わせで公用車の担当が案内されないどころか、その後の関連するはずの部署がことごとく「部署がわからない」との回答。
一般企業なら社長の移動手段の手配部署がわからないことはあるかも知れないだろうが、地方自治体の首長である。総務課も秘書課も知らないなんてことはありえないだろう。
明らかに何らか今回の記事についての対応を検討しているといった対応だ。
本当にやましいところがないのであればそのような対応を検討する必要もないだろうし、今回の件は説明できない非があると取られても仕方ないだろう。
東京都知事が1年間で週末49回も隣県の湯河原の別荘に公用車で通う意味を考えてみたが、まったく思いつかない。
ハイヤーなら往復で8万程度掛かるとのことだから、約400万を公費から支出してまで他県へ何しに行ってるの?
数回であれば安全管理上公用車を使うこともあるかなと思うが、年間49回はもはや常識的な範囲を超えている。
以前あったホテルの件でも警備上スイートのが良いこともあるかと好意的に捉えようとしてみたが、ファーストクラスでの渡米。そしてオープンカーでのパレード……。
熊本で震災があったことを知っていたはずの時期にこれ。
都の予算を使った外交を自粛しろとは言いませんが、笑顔で手を振るその姿に何を思えばいいんだろう。
ちなみに東京都の知事の経費は他県の知事の経費と比べると、やはり桁が違うようです。
今回の公用車を私用で使用したと思われておかしくない件で批判を受けても、華麗な論理でスルーしようとしてくると思うのですが対応に追われる周囲の方々もそろそろ気づくのではないでしょうか。
彼が裸の王様だということに。
彼を利用しようとする人たちから持ち上げられて、今は有頂天になっているのかもしれませんが、彼自身の政治的センスがないことはこれまでの公費の使い方や、保育所の整備に対するスタンスなどから明らかです。
舛添知事の任期は2018年の2月まで。
今までの対応を見てると、今回の件で言い逃れできなくなっても自分から辞めるということは言い出さない方のようにお見受けします。
任期を待たずリコールするには2ヶ月間で住民の6分の1の署名を集める必要があるようです。
さて、この件どうなりますかね……。